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ほい、続きです


あの日以来、彼女の謎の症状は見られないらしい
らしい、というのは僕があの日以来、彼女に会っておらず
彼女の母親から聞いているからだ
もちろん、罪悪感はあった
しかし同時に、彼女に会う資格はあるのかという戸惑いもあった
僕は彼女のそばにいるべきなのか…?
僕は焦っていた
次、彼女は聴覚か視覚を失うことになる
もし、聴覚を失えば、僕は彼女にどんな顔をすればいいのかー…
もし、視覚を失えば、僕は彼女に何て声をかければいいのかー…
ふと、彼女の姿が思い浮かんだ
彼女が笑っている姿、彼女が少しむくれている姿、彼女が僕を呼ぶ姿
そして、彼女がすすり泣く姿ー…
僕は弾かれたように立ち上がった
違う!五感を無くしたらじゃない!
無くす前に僕に出来ることをするんだ!
………
彼女の病室前
最後にここに立ったのは、彼女が泣いていた時だ
僕は深呼吸してドアを開けた
僕は目を見開いたー…
神様、いや、運命は残酷だ
どこまで人を不幸にさせるのか…
「…嘘……だろ…?」
僕の目の前、
彼女は目を閉じ、補聴器を耳に付けてベッドに腰掛けていた
僕は頭が真っ白になり、思い切り叫んだ
彼女は視覚と聴覚を失っていた

 続く
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